
『W~ダブル』
2010年8月29日(日)
12:00開演 千秋楽
ル・テアトル銀座
前方センターで観劇
東京千秋楽。
ストーリーに集中して見られる、という意味では今日が一番良い席だった。とても観やすかった。
チケット代が色々嵩むこの秋。名古屋や大阪まで遠征するのは、残念ながら無理だけど、再演があれば是非行きたいな。
【カーテンコール】3回。
最初に、キャストごとにガラス扉か入ってきて、ひとりひとりセンターでお辞儀、というところ。
最初に入ってくる冨森兄弟。先に入ってくる方がジャステイン…?扉のところの段差かなにかにけつまずいていた(笑)
キャスト全員並んでお辞儀するところ、本日の橋本さんは直角くらいの角度まで折れてのお辞儀。
はけるとき。
橋本さんは、1回目は舞台奥中央へ。右手を左胸に当てて、上品に会釈。しばし頭を垂れてから、晴れやかにガラス扉から外へ。扉をくぐるとき、軽く首を傾げて眉を上げて、コングさんへ視線で挨拶をして通り過ぎる。
2回目は、階段上へ。一番上…より1、2段下?手を広げても壁の飾り明かりにぶつからないような位置に立って、両腕を挙げて大きく開いて、全身で拍手を浴びるような感じ。手を振って、袖へ。(全体に、というより、上手寄りのどこかを見ていたような感じ。)
3回目は、並んでいるところから、キャストそれぞれが、それぞれの方向へ向かう中(コングさん、堀内さん、中越さんはガラス扉。山西さんは上手側、地下室へつながる設定の(?)扉。富森兄弟がたぶん舞台奥の階段。橋本さんは、回によって、階段だったりガラス扉だったり)、ちょうど橋本さんと中越さんは、いつもお互いに譲り合って、交差していたんだけど、今回は交差するときにごくごく軽く抱擁して別れていた。
そして、中越さんはいつもどおりガラス扉へ。扉のところで客席にお辞儀。
橋本さんは、舞台奥中央へ。下でちょっと力をためてから、大きく拳を上に突き上げてバンザイ!!と。顔も上に仰向けて、力一杯。そして、ガラス扉へ。扉をくぐって舞台奥へ消えつつ大きく両手を振っていた。
3回目は、楽日ということで、はける前に挨拶あり。
初日とは違い、はじめから決めていたのか、全員並んでお辞儀をした後、橋本さんがすっと前にでて
千秋楽の挨拶。(おおよその内容)橋本さとし:本日はスリルとサスペンスとコメディにあふれた『W』の千秋楽を無事迎えられて嬉しく思っております。ありがとうございました!
(ここで曲が鳴ったけど、橋本さん”や、まだ…”という微妙な表情)
せっかく曲を流していただいたんですけれども(笑)。千秋楽ですので、一言ずつもらいましょう!
(ここで、橋本さんがアンドリューをご指名。「富森ケンイチ」と呼んでいた。どういうボケだったんだろう(笑)。イメージだけで言ってる、みたいなことを自分で言っていたけど。そういえば、アフタートークでも、その場にいないのに「じゃ、次はアンドリューで」とかって言っていたし、いじりやすいのか?)
冨森アンドリュー:初舞台だったんですけど、人もとても多くて緊張しました。本番で、アドリブも多かったんですけど。
橋本さん:…どこ?!
アンドリュー:僕はないんですけど、見ていて勉強になりました。
橋本さん:吃驚したわ~、あの短い間のどこにアドリブいれていたのかと(笑)
冨森ジャスティン:初舞台で、こんな豪華なキャストのみなさんと、すばらしいスタッフのみなさんと一緒にできて、良い経験になりました。この経験をこれからも生かして頑張っていきたいと思いました。ありがとうございました。
(なんだか、読書鑑賞文のような挨拶だった…笑)
コング桑田:ありがとうございました。公演中に49歳の誕生日を迎えまして。待ち時間もとってもながかったんですけど、人間の役をもらいまして(笑)。たくさんの方に来ていただいてありがとうございました。また名古屋、大阪もありますので、お知り合いの方がいらっしゃいましたら、良いようにお伝えください(笑)。もし再演があれば、次はサルトーニ役を狙いたいと思います(笑)。ありがとうございました!!
堀内敬子:心も体もギリギリの状態でやらせていただきました。途中気が狂ったような気持ちになりまして、ピストルを持つと、撃ってはいけないところで撃ちたくなる衝動にかられることもありましたが(笑)、無事最後まで乗り切ることができました。こんないい作品に出会え、素晴らしいスタッフとできたこと、そしてなにより見に来てくださったお客様に感謝します。ありがとうございました。
(橋本さんが、「山西大先輩!」と)
山西惇:楽しくやらせていただきました。フランスが舞台なので、少しでも日本人的なところをなくそうと、髪を茶色くしてみたんですが。やっぱりミヤネヤに出ているガダルカナル・タカさんみたいに(笑)。再演があれば…サルトーニ役を死守したいと思います(笑)
中越典子:本日はお集まりいただき…
客席も、出演者も「お集まりいただき」にうける
中越さん:え?え?…なんで?色々な所からここに集まってきてくださったんだから、「お集まりいただき」じゃないの??
山西さん:いや、「お集まりいただき」はおかしいやろ。普通は「お越しいただき」とかさ
中越さん、今ひとつ納得いかなさそうだったけど、素直に「お越しいただき」と訂正(笑)
中越さん:お越しいただき、ありがとうございました。皆さんが観てくださるおかげて、お稽古してきたことが花を付けるというか実になるというか…。笑わせなきゃいけないところとかあって、毎日怖かった場面もあるんですけど(笑)。お客様がいて観てくださるからこそ形になるんだということをひきひしと感じました。本当にありがとうございました。
(コングさんに、「そして、橋本さとし!」とコールされて、「え?僕もですか?」と言いつつ、再度ごあいさつ)
橋本さとし:おっちゃん最後まで頑張りましたよ(笑)。年齢と共に、身体もガタが来ますしね、脳みその方もだんだんとろけてきて、台詞もどっかいっちゃいそうな感じで頑張ってました(笑)。このメンバーで『W』という素敵な作品を作れて幸せでした。スタッフも、裏で凄く頑張ってくれました。この『W』のカンパニーが一つの家族、そして、今日見に集まってくださった皆様全てが『Wファミリー』です!! 名古屋大阪、遠征大歓迎です!(笑)。そして、また、是非再演できればと思っていますので、またお会いしましょう。本日は本当にありがとうございました!!
↓以下ネタバレあり
【1幕】フランソワーズの爪が!!
27日までは、ネイルは塗られていて綺麗な感じではあったけど、透明な…色付きはない感じのネイルだったのに、今日は真っ赤なネイルだった。
爪は、綺麗に短くしてあって、色は赤。
短くしてあるから、「世間知らずなお嬢様」っていうキャラから外れたイメージにもそんなにならないし、かつお金持ちなマダムという雰囲気は出て、良いかも。
はじめ、あれ?爪赤いよね…見間違いじゃないよねと確認してしまった(笑)
朝帰りのリシャール。ソファに座るフランソワーズの側に座ってキスしようとするところ。
手にしたタバコは持ち替えたりはしてなかった。左手に持つと落ち着くんだね、きっと(フランソワーズとの位置関係があるんだろうけど)。
小切手帳を家捜しするリシャールを止めようとして、振り払われ、テーブルに倒れ込むフランソワーズ。今日も、凄い勢いで倒れ込んでいた。
ルイーズの「旦那様!暴力はいけません!!顔、顔だけは殴らないで。せっかくの美人なのに」は、今日も最初から最後まで同じくらいの速度で、勢いよく一息に。
「スイスへ帰ります。スイスから離婚の申請をさせてもらうから」というフランソワーズに、リシャールが「苦労して手に入れた可愛い金蔓ちゃんが逃げていくのを指をくわえて見ているくらいなら、今すぐ金蔓ちゃんを絞め殺して、庭に埋めた方がマシだ。そうだろ!?」と言うところ。
「今すぐ首を絞めて」というところで、今回も、実際にフランソワーズの首筋に両手を伸ばす。今回は、リシャールの手がフランソワーズの首に実際に回っていた。フランソワーズは、慌てて身をよじり、振り払う。
その後のフランソワーズの台詞は「ひどい。どうしてそんな言い方しかできないの?」だった。「ひどい」は吐息だけという感じで、その後の「どうしてそんな言い方しかできないの?」もかすれた声で、泣いている感じ。
リシャールが、怪我した手を押さえながらサルトーニを連れて2階へ上がっていった後。
今回も、フランソワーズは俯いて顔を片手で覆って泣いていた。しゃくり上げ、泣き声をもらす。
マルセイユに行くリシャールに小切手を切るフランソワーズを、「なんて素敵な女なんだ」と言って、引き寄せて強引にキスするところ。
フランソワーズは、リシャールの肩に着いていた手が、次第に背にまわり、最後はリシャールの髪をまさぐるようにして後頭部を抱き寄せる。
フランソワーズがキスに溺れていっている雰囲気が良く伝わってきた。
リシャールがご機嫌で出かけていった後、しばし顔を手で覆い、自己嫌悪という感じのため息をつく。で、何度か手で頬を押さえるようにしつつ、行動に移っていた。
片手で頬を押さえるようにする仕種自体は、毎回見た。でも、、ちょっとだけ軽く押さえて、直ぐにすっと切り替えてルイーズを呼ぶときと、少し長めに時間を取るとるとき、ルイーズを呼んだ後も頬を押さえる仕種をしているときとか、その時々。
今回は、長め。長い時ほど、フランソワーズがリシャールのキスに溺れた度合いが高いのかな?
ルイーズが連れてきたミシェルが、ガラス扉の外に現れたのを目にしたフランソワーズ。
今回もとても大きく驚いたアクションをしていた。息をのんで、びっくり!!というふうに両手を顔の横に上げて、ちょっと後ずさる。それから、両手で口を覆っていた。
ミシェルが、「お互いを必要としているんです。いままでも一緒に変わらない関係でいたい!………て思っているんです」
ルイーズとの関係をそう表現したミシェル。間をおいてから「て思っているんです」。今回はここで客席から笑いが起きていた。ここで笑いが起きるのって、私は初めて観た気がする。
「私が死ねば、あの人はそれを相続できる」というようなことを言ったフランソワーズに、ミシェルが「まさか」と返すと、更にフランソワーズが「あの人なら考えつきそうなことよ」と言うところ。
「本当にそう思いますか」と言うミシェル。今日は別に、探っているって印象はなかったなぁ。言っているときのミシェルの表情を正面からみてないからかもしれないけど。
リシャールを演じてほしいの、とフランソワーズに言われたミシェル。
「無理!」と断ったけど、ルイーズに「ちょっとここに座って」とテーブルの前に座らされる。で、ミシェルを座らせながらルイーズが「あーめまいがしてきた」と呟くと、ミシェルは立ち上がって「大丈夫?」と心配する、というところ。
いつもは、座ったのと同時にルイーズの「めまい」発言で、即座に立ち上がるってかんじのタイミングだったけど、今日はルイーズの方を見ずに前を向いて座っていて、ルイーズの「あーめまいがしてきた」から1、2拍くらいあってから、はたとルイーズの方を振り向いて「大丈夫!?」と立ち上がっていた。
わざとなのか、たまたまなのか(笑)。いつものタイミングの方が好きかな~。
そうだ。ルイーズが、ミシェルに「そんな難しいことじゃないの。ちょ~っと気合いを入れればあなたにだってできるのよ~」という台詞。「ちょ~と気合いを入れれば」といいながら両腕をあげるルイーズがすごいかわいくて、ここ大好き。毎回、ここのルイーズを見るのは、楽しみの一つだった。
フランソワーズが2階にい服(ローブ)を取りに行っている間。
堅くなっているミシェル、今日はガチガチと何度か歯が当たって、”痛…ッ”と歯を押さえていた…かな?確か。
ルイーズが「さ、コーヒー飲んじゃって」とすすめると、ミシェルは今日も腕が大揺れ。なんとか残りのコーヒーを全部口に含んだ、という感じで口を膨らませて、ゴクンと一口に飲み込む。
深呼吸は「ひ、ひ、ふ~」。
ローブを着せかけられたミシェル。ルイーズに「そのぐるぐるも取って」と言われて「う、うん」と外そうとするも、前に引っ張っても、後ろに引っ張っても、端っこが出てこない(笑)
ルイーズに「早く!」と言われて、「ぐるぐるなりすぎてて…」
サルトーニがリシャールに頼まれた150万のお金を持ってやってくる。
サルトーニとフランソワーズのやり取りを見つつ、不安そうに眉を八の時に下げて、震えながら何杯もウイスキーをあおるミシェル。途中、グラスの変わりに、ウイスキーのボトルのふたの方を握りしめていた(笑)
150万の受け取り領収書にサインを求められたミシェル。
「うぇッ」と吐く真似をするミシェル。今日は、一回目「うぇッ」とやったあと、いすに座り込みつつ「急に吐き気が…!!」と言葉にする。
ルイーズに支えられながら2階に向かうところは、後半ずっとやっていたとおり、ソファ(寝椅子タイプ)の上に仰向けに倒れ込み……倒れ込んだのは、ちゃんとわざとなのはわかるんだけど、その後寝椅子から落っこちるのが…たぶん予定より勢いがつきすぎたのかな?
ミシェルを支えていたルイーズが、ソファに乗り上げるだけではすまずに、一緒に落ちそうになっていた。しかも、ソファもひっくり返りそうな感じだったし。
なんとか堪えて(?)ルイーズとソファは無事だったけど(笑)、ミシェルは後頭部を打ったのか、後頭部を押さえながら2階へ消えていった。
フランソワーズが、「リシャールの代わりにサインしましょう」というところ。サインした後、サルトーニが背を向けて書類を鞄にしまっている間、フランソワーズは前回と同じように「ふ~」と大きく吐息して、よかった~と安堵の仕草。
白のストライプのスーツを着てきたミシェル。
リシャール風にソファ(寝椅子タイプ)の背もたれに、腰掛けようとするけど、巧くいかず。今日も前回と同じような「サタデー・ナイト・フィーバー」のポーズ的な(これも、前回同様右手は頭上までは挙げずに、親指と人差し指だけたてて、顎のあたりにシャキーンと)
サルトーニが来たときのリハーサルをする3人。
フランソワーズがミシェルに「離婚に同意してくれるんでしょう?」と声をかけても、一声も発さず固まっていると、フランソワーズが「…ちょっ…と、返事くらいしなさいよッ 何黙ってるかな!?」云々と怒鳴るどころ。
フランソワーズが、「ちょ…っと、返事くらいしなさいよ!?」という最初の怒声で、ビクッと体を引いていた。
言うべき台詞を教えてくれ、というミシェルに台詞をつけるフランソワーズ。
「カフェインで中和したから…って」
「はい。カフェインでちゅーは(キスはって発音)したから」
「いや、中和」
「ちゅーは」
「んーん、中和」
「ちゅーは」(←前のめりに、力一杯)
「それから!離婚の話?喧嘩の絶えない結婚生活がいかにくだらないかを話して…」
埒開かない、という感じで「それから!」とすぱんと切ってしまうフランソワーズと、肩すかしにあって、つんのめるミシェル。
そのまま、まくし立てようとするフランソワーズを止めるミシェル。
「ま、待って!もっとゆっくり!!ね?一発で、ば~っとしゃべらないで。少しずつ」
そんなミシェルに、すごく苛っとした表情のフランソワーズ。
サルトーニ役をやるフランソワーズに変わって、フランソワーズ役をやることになったルイーズが、気取って立つと、その姿にミシェルも嬉しそうにいそいそとスタンバイ。
フランソワーズとルイーズに猛特訓を受けるミシェル。
すっかり動きが柔らかくなったミシェルの、「通し稽古」披露。
二人に脱がされかけたジャケットを羽織なおして、ガラス扉に向かうところ。久々にターンあり。最後に見られて嬉しい(笑)
ソファに座って、たばこに火をつけるところで、2回くらいライターがつかず、「ん?ん?…ついた♪」と。ついた、といってライターを掲げて見せていた。
帰ってきたリシャールに、薬入りのウイスキーを渡すフランソワーズ。
グラスを持ってリシャールに近づくフランソワーズ。今日はますます挙動不審。右手と右足が一緒に出ている感じ。
この、リシャールに酒を勧める様子が、回を増すごとに露骨に挙動不審になってきたなぁ。
刑務所にいるミシェルに、自分はいつもちゃんと差し入れをしてやっているんだ、というリシャール。
「なぁ、ひょっとして………オレに前科者の弟がいて…クリスマスまでは出てこれないの知っているだろう。だがな、その間差し入れをしてくれって近くのバーに頼んでいるんだ。本当だぞ」
と「ひょっとして」の後、台詞が飛んだらしい(笑)
この後の、ミシェルがどこにいるか、というので「どうせ庭の井戸のところにへばりついているに決まっている」という台詞も、すごい詳しく「庭の井戸の桑の…木のしたの井戸のそばのところで」と微妙に突っかかりながら言っていた(笑)。どうしたんだ(笑)
【2幕】サインの練習をしていたというミシェル。上手扉から出てくると、やはりめがねがちょっとゆがんでいる状態。今日はちょこっとだけ。
「大丈夫、なんだか色々ありすぎてかえって肝が据わってきました」
といつも言っている台詞が、微妙に…「大丈夫、なんかもう色々ありすぎて、逆に上手くいくようなきがしてきました」っていっていたかな?
ことわざ間違い3連発。
1つ目。「親しき仲にも、3度までってね」
ここで、フランソワーズが小切手にサインしている間に、自主的にめがねのゆがみをちょいちょいと直すリシャール。
2つ目、3つ目のサルトーニのフォローはいつも通り。
最後の場面。
立ち上がって、自分の正体を明かすところから、それまでの頼りなく泣きながら訴えていた雰囲気から一転。凛とした雰囲気になるフランソワーズ。
フランソワーズが「リシャール、あなたに近づくために架空の人物になりすましたのよ」のあたりで、リシャールは、フッと鼻で笑ってちょっとうつむく。でも、「5人目の犠牲者を出さないようにね」と言うあたりで、フランソワーズの異変に気づいて目を眇めて立ち上がるリシャール。
「実に見事だったよ、刑事さん」というリシャールの「刑事さん」という言い方がちょっと…うーん嫌みっぽい…違うなぁ、なんだろ、揶揄を含んだ感じ??
それに、「あら。あなたにほめられるなんて嬉しいな」と返すフランソワーズは、波立つ感情を押さえ込むような感じで。
「たいしたもんだぜ。オレみたいな男に半年も耐えるとはな」というのは、ゆっくり目の口調で…フランソワーズの心中を図るような感じ…かな。
それに対するフランソワーズの「いいえ?それはそれで、楽しませてもらったから?」という返事は、先の「あなたにほめられるなんて嬉しいな」という言葉の時のような押し殺したかんじではなくて、感情を全部のみこんで、何でもないことのように軽やかに言ってのけて、リシャールに完全勝利!という感じ。
ただし今日は、リシャールが連行された後、背を向けたフランソワーズは、大きく肩をふるわせて、うつむくようにしていて、「なんでもない」のは演技だったという感じの最後。