
TSミュージカルファンデーション『眠れぬ雪獅子』
2011年10月27日(木)
19:00開演
世田谷パブリックシアター
2階センターで観劇
脚本:大谷美智浩
演出・振付・歌詞:謝玉栄
【キャスト】
テンジン(東山義久)ラルン・ペルギ・ドルジェの転生。
ラルン・ペルギ・ドルジェが最後に辿り着いた「思想」をそのまま受け継いで生まれ変わった、という感じかな?
ニュートラルで前向き。旅芸人一座の座長。
ドルジェ(伊礼彼方)ラルン・ペルギ・ドルジェの弟、ペマの転生。
こちらもペマの転生にふさわしく、言葉の力を信じて「詩人」を夢見ていた青年。
ところが、父を殺され、故郷に戻ることに。
そこで自分の言葉には何の力もない、そんなものは捨てて「実際的な」力を行使するしかない、と暗殺者として名乗りを上げる。
でも、テンジンとのふれあいを通して、武力ではない力へ、言葉の力を信じる自分を受け入れることができるようになる。
ラルン・ペルギ・ドルジェ(小西遼生)西暦800年代に生きた僧侶。
廃仏を行った暴君ラン・ダルマ王を、「黒い帽子の踊り」を踊るメンバーとして紛れ込み、弓で暗殺。
仏の教えを守るために、仏の教えに背く矛盾に、そして人の命を奪った事実に苦しみ、安らかな眠り・輪廻からの解脱の術を失った。
弟のペマが、自分のために「言葉の力」の無力さを思い苦しみさまようことになったことを悔い、転生し、いつか弟の魂と再会を果たして弟を救いたいと考えている。
ラルン・ペルギ・ドルジェの弟、ペマ(山田ジルソン)言葉には力がある、言葉として書き残したものだけが真実として、後世にまで伝わるのだ、と考える僧侶。
兄が暴君ラン・ダルマを討ち取ることがいかに正当なことであるかを世に伝え、自分の力で兄の名誉を守ろうとするが、事件の後とらえられ、王府側に突きつけられた「現実」に、言葉によって伝えられる「歴史」は権力者によっていくらでも書き換えられるのだと悟り、無力感に絶望する。
領主ワンドゥ/ラン・ダルマ王(今井清隆)分かりやすく悪役。
ラン・ダルマの転生なのかは判らないけど、民衆を苦しめる暴君。
ラン・ダルマのように廃仏を行うわけではないが、仏への帰依を権力増大の方法としか思っていない男。
重税にあえぐ民を救おうと自分の命に背いたドルジェの父親を殺した。
ターラ菩薩/辻占の女性/都からきた僧侶(保坂知寿)これは、何役もやっているというより、すべて菩薩の変化した姿ってことなんだろうな。
常にラルン・ペルギ・ドルジェを見守っている…という感じ。
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